地方創生の前に思うこと

私生活や地方自治に対して思うことなど

イチゴに関する研究

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いちご(photoAC様より)


今週のお題「自由研究」

 

小学生の時に自由研究としてイチゴを題材とした研究をしていたころがある。

夏休みにパパっとやったものではなく、1年半くらいかけてやっていた記憶がある。

 

小学校の先生に言われるがまま、研究のテーマをイチゴにしたのだが、イチゴといっても種類はいろいろあって、最もポピュラーなイチゴ(オランダイチゴ)や近隣の山に自生していたクサイチゴ、モミジイチゴヘビイチゴ、カジイチゴ、たまたま近所の住人の家に植えてあったブラックベリーなどを調べるといったものだった。

 

もちろん、公立の小学校だったので研究費用などは下りるはずもないし、親に協力してもらうにも限界があったため、その中での趣味レベルでの研究を行うという話であった。

90年代の当時は物を調べる際には書籍が一般的で、インターネットというものが一般人の間に広まってはいなかった。もちろんあるにはあったのだが、イチゴに対しての情報が今のように豊富にはなかったであろう。そのため、採取してきたイチゴを図鑑で調べて、このイチゴはこういった特徴があるから○○イチゴだなどというところから研究を始めていった。

 

採取したそれぞれの個体の粒の個数や種子の個数、日当たり状況による甘さの違いなどを調べていた記憶がある。

種子の個数については身をつぶして、種子だけを抽出した後で中身のある種子と中身のない種子に分けてそのパーセンテージも出していくといった凝った作業をしていた。

 

あとはオランダイチゴの生態や栽培方法なども近所のイチゴ農家さんに教わりに行った記憶もある。その時にいろいろと教わったイチゴハウスのあった農地も数年前に賃貸アパートになっていて時代の流れを感じたというか、現実を突きつけられているような気がした。

 

今の人生にそれが生きているかといえば多分全く生きてはいないが、今としては、ああいったゆっくりと何かに取り組む時間というのも大切だったのかなと思う、というか思いたい。